餅は餅屋で… [振り返っちゃいました]
電子体温計を買えばどうにかなると信じていたあの頃、通販とは違ってクリック一つで宅配便が届けてくれるような簡単なものではないということがぼちぼちと分かり始めておりました。
やっぱり、データは分析したのち活用してナンボとちゃうかなあ?!…はあ、至極まっとうなご意見であります。
素人(何の?)のダンナとヨメが体温計を元に試行錯誤を繰り返しましたが、
結局効果は得られなかった2009年夏、ダンナがついに口を開きました。
やっぱり、餅は餅屋や
はあ…でもどこの餅屋を訪ねて行くのさ?
それはお前が探せよ!的な発言をしたダンナに向かって、
私一人の問題じゃないねんから、ダンナが電話してもいいんちゃうん?!
と、冷たく突き放すヨメ。
最初は嫌がっていたダンナですが、お互いの年齢は刻一刻と過ぎゆくばかりであり…
ついにダンナが立ち上がりました。
受話器をとり、餅屋に電話をかけて、ドキドキしながら聞いてみます。
あの~、インターネットで調べたんですが、
そちらでそういった治療はされていますでしょうか?
はあ? 男性の場合は泌尿器科になりますが?
いや、あの、その、色々と原因を検査するとかなんとか…
ですから、男性の場合は泌尿器科になります。
…せやから俺は嫌や言うてん…
どうやら、ダンナが必死になって聞いたところによると、一般的には男性側では
あまりすることがないらしく、男性がなんで電話してきたの?
みたいな対応だったそうです。
とにかく、ヨメが餅屋に行く必要があるっちゅうことだけは分かったので、
早速ヨメが電話をかけて予約をとります。
その頃のヨメ…天の川ネイル
夜空に織姫と彦星をアレンジしてもらっている合間に、餅屋に電話してみました。
インターネットで調べた餅屋はここでした。
たまごを専門としているようです。
翌日が創立記念日で仕事が休みのヨメは、早速7月3日の朝10時から
予約を入れてもらいました。
なぜか前日に健康保険証のコピーがいるとのことで、
ネイルサロンからファックスしてもらいました。
2009年7月3日、初めてたまごの専門家の門をたたいたヨメ。
最初にあったのは院長先生でした。
特に何か検査があるわけではなく、今までの体温計のデータをもとに
次は7月9日に来るようにと言われました。
やっぱり体温計のデータって重要やん
自分が信じてきたデータ収集が役に立って鼻高々のヨメ。
待合室で一人だけ飛びぬけて年とったヨメは別室に連れて行かれました。
そこで女性スタッフから、生命の営みに関する仕組みや機能を
図式でわかりやすく説明をうけました。
ほほ~
ヨメなりの解釈をすると、
そもそも自然にコウノトリさんが来る確率は累積で20%ぐらいしかなく、
現代医学で解明できる原因はほんのわずかしかない。
つまり、原因は調べてもよう分からんちゅうことですな
ただ、たまごが生まれる日は尿検査である程度解明されるそうな。
その日を医者が言うたるから、その日に頑張れ!
ちゅうのが、タイミング法というものらしい。
尿検査は次回に行うけど、その前日の同時間に採取したものも
持って来いとな?!
…ということは、その前日は朝から尿検査キッドを持ち歩いて、夕方採取。
その後持ち帰って、さらに次の日に一日中持ち歩く必要があるとな?!
夕方の予約を取るとこんな大変なことになるとは終ぞ気づかなかったヨメ。
その日の夕方は雨の甲子園…
そして、次の予約日に前日採取したものを持って再びたまごの病院へ。
ホルモン値の増減の具合と体温データから、明日頑張りなさい!
とのお告げをもらいました。
ふ~、やれやれ…でも、ダンナに明日よ!と告げるのは医者ではなくヨメ…
こういう時にYes No 枕があればなあ~と痛感するヨメでありました。
そして、頑張った翌日はまたしてもたまごの病院へ!!
フーナー検査ちゅうのが待っています。
たまごの病院でもらった説明書には詳しく色々と書いてますが、
ヨメなりの解釈をすると…
ヨメ側では弱い種を排除するために関門を設けているが、
それを克服した強い種がどれだけいるのか…を調べるもんらしい。
その結果…
見事関門を突破してかぐや姫にプロポーズをすることができる挑戦者は…
ゼロ
…そんなアホな…
まあ、初めての検査ですし、経過時間も影響しますから…
とたまごの病院の診療部長気を使ってくれますが…
1週間後、再びたまごの病院を訪れて、ダンナ側の検査とヨメ側の検査をします。
ダンナは病院に行く必要がなく、家で採取した種をヨメが持っていけばOK。
なあなあ、なんか不条理やわ~
ヨメは時間のやりくりをして病院通いをしなければならないのに対して、
ダンナは家でボーっとしとけばいいなんて、なんか納得できない!
周りは若い姉ちゃんばっかりやし…
しかも、土日となればご主人も一緒に来てるカップルばっかりやん!
うちのダンナは朝早く起きることのできない人でありました
結局、この検査の結果はダンナもヨメも異常なし!
後は、天命を待つのみ!ということでありました。
その間、歌舞伎を見に行ったり…
サイモン&ガーファンクルを見て
天神祭を謳歌し…
専門家のお告げに従った結果を待つダンナとヨメでありました。
うちの愚息もまあアトム(科学の子)です。
3年間不妊治療をしました。
産むまで手が掛かった(掛けた)のですが、私の子育ての師匠が3人のママだったのでまるで上に兄妹がいるかのように育ててしまいました。
なにせ教えが「赤ちゃんってそんなに簡単に死なないからびくびくしなくても大丈夫」だったものですから(笑)
その子も社会人です。
大丈夫上手くいきますよ。
by noel (2010-10-20 10:49)
あれ?
タイトル変わりましたね。
周囲には43歳とか45歳で初産という女性がいるので、「これが『医学の進歩』なんだろうな」と思ってました。
コウノトリはどうやってきたのか、まあボチボチで結構ですので…。
by Lionbass (2010-10-20 12:13)
やはり、思っていた通り、QMYさんは天才(餅のつき方とか卵の選び方とかではなく、記事の書き方。私が師匠と仰ぐ方であります。
いつの間にかタイトルも代わり、振り返ってる人になっていたんですね。
今回謎なのが、
1.なぜネイルサロンに保険証を持っていっていたのか(ネイルにも保険が利くのか?)
2.なぜネイルサロンで藍染の仕事をしていたのか(指先が蒼く染まっている...あ、藍染じゃない、天の川だ!)
3.なぜたまごの病院にはネイルサロンがないのか(待ち時間利用など儲かると想うけど)
うちは一男一女、上の子の時はいろいろありました...(振り返ってしまいそう)。
by 雀翁 (2010-10-20 12:24)
noelさん、アトムさんがすでに社会人と言うことは、それ相応の前に3年間も治療をされていたということ…当時はさぞかし不安と心配で一杯だったことでしょう。絶対大丈夫!という保証がないだけにご心労は想像もつかないぐらい大変なことだったと思います。それにしても、科学の子って素敵なネーミングですね。今度から使わせてもらいます(笑)。
赤ちゃんってそんなに簡単に死なないからびくびくしなくても大丈夫…力強いお言葉ありがとうございます。無事に生まれてきたら、そのこの生命力を信じて、今までやきもきした分おおらかに育てられたらいいなあと思いました。本当にありがとうございました!
by 青沢東(QMY) (2010-10-21 06:36)
Lionbassさん、タイトル変えちゃいました。…あ、もしかして、「タイトル変えちゃいました青沢東」のほうがいいですかね(笑)。
現代医学の進歩は目覚ましいです!おっしゃり通りいまや40代の初産は珍しくないのかもしれませんね。どっかの議員さんは50代でチャレンジされるようですもんね。コウノトリ伝説は、暇を見てぼちぼちとアップさせていただきます。
by 青沢東(QMY) (2010-10-21 06:40)
雀翁さん、確かにおっしゃる通りネイルは保険が効かないのですが、保険が効かないのに保険証を提示させられることがあります。たまごの病院でも、浪速大学付属病院でも、今通っているクリニックでも、自費診療にもかかわらず、毎月保険証の提示が求められるのはなぜなんでしょうかね。診察料の支払い能力があるのか、つまり仕事を持っているかどうか、信用調査の一環としてやってるんでしょうかね(笑)。
たまごの病院でのネイルサロン併設、絶対に儲かると思います!院長にお会いする機会があれば提言してみますね(笑)。
皆さんそれぞれ、色々と振り返ると思い出すことがありそうですね。
by 青沢東(QMY) (2010-10-21 06:50)
ここまでを要約すると
当たり外れは運
という事ですなぁ。
by へろーめ (2010-11-03 15:49)
へろーめさん、さすが!正解です。当たるも八卦、当たらぬも八卦…、誰も予測できない運の世界が待ちかねているんです。
by 青沢東(QMY) (2010-11-05 00:05)