にゃんとも猫だらけ [見ちゃいました]
雀翁さんとLionbassさんに、パーティばっかりやってる事務所だとご指摘を受けたばかりですが、実は今週木曜日と金曜日は創立記念日と繁忙期の休日出勤の振り替えでお休みとなっております。
ただし、第1四半期のレビューがすでに始まっているエンゲージメントの担当ですので、本日は事務所としては休日にも関わらす出勤となりました。
鷺ちゃん!また来たよ~
雀翁さんに教えてもらったので、君の名前は分かったよ~
そして、今日も会ったということは織姫の化身でもなかったのね。
なんてことを悠長に考えながらクライアントに向かってはおりますが、例年エンドレス残業となるエンゲージメントなので、ちょっと足取り重いのでありました。
ところが!!
今年から担当になったシニアマネジャーのもと、チームワークばっちりで効率的に仕事をこなし、なんと!奇跡の6時には仕事をすべて終えるという偉業を成しとげたのでありました。
おお~!すごいやん
でもこんなに早く帰れると思ってなかったから、何したらええんやろか…そや!
駅で見つけたパンフレットが私を呼んでいます。
たまたま現場が京都駅に近かったので、帰りに寄ってみることにしました。
にゃんとも猫だらけ展
京都駅前の伊勢丹の7階で開催されています。
展覧会場の中はもちろん撮影禁止なので、パンフレットの写真で私の感想などを少し…
まず会場に入って目を引いたのがこの作品でした。
ネズミでか~
巨大なネズミに馬乗りにされた仰向けの猫って、なんかネズミに負けてないかい?
先行きがちょっと心配になる作品でしたが、まあとりあえず次に行きましょう。
女性の胸元に潜り込む猫
女性に抱きつかれてウザいと思っている猫
机の上をわやにして女性の邪魔をする猫
…何でもいいですが、この時代の女性が猫好きなのか、この時代の男性がネコと戯れる
女性好きなのか…とにかく女性と猫を描いた作品が多いです。
いたずら心は今も昔も変わらぬようで…
障子の向こうでは宴会。その隣の部屋で猫を膝に抱いたまま転寝をしている女性の帯に紐をくくりつけて、それのもう片一方の方を柱にくくりつけようとしているいたずら娘二人。
真ん中の女の子の表情がとても可愛らしかったです。
擬人化した猫もたくさん描かれておりました。
踊り狂う猫もいれば…
スーパー銭湯で楽しむ猫もおりました。
この作品は比較的新しく、明治13年のものらしいです。
なんだか雰囲気が千と千尋の~みたいですよね。
130年前と今もユーモアの感覚はあまり変わらないのでしょうかね。
ユーモアと言えば、こんな作品もありました。
文字が猫でできています。いわゆる嵌め絵と言われるものらしいです。
同じような技法を使って顔を表現
真ん中のお鼻になっている猫ちゃんのお尻に惚れてしまいそうやわ~
その他、こんな恐い猫ちゃんも描かれていたりして…
昔から庶民に近い慣れ親しんだ愛玩動物としての猫ちゃんと、化け猫に代表されるちょっと怖い猫ちゃん…どちらに対しても数百年前と今とは何も変わってないんですねえ。
さらに古い時代の猫ちゃんを描いた作品がこちら!
源氏物語 女三宮
女三宮の噂だけで恋に陥っていた柏木が、女三宮を一目見ようとストーカーのように周りをうろちょろしていると、女三宮が可愛がっている猫が紐にじゃれて御簾を不用意にあけてしまう。
その隙間から女三宮の顔を見てしまい、柏木はマジで惚れこんでしまい、父ちゃんの光源氏の女性にちょっかいをかけてしまうことになり、まじめな柏木は思い悩む…みたいな話だったかな??
平安時代でも、猫が可愛がられていて、恋のキューピッド役として物語に登場するなんて、猫の魅力はやっぱり今も昔も変わらんのやなあ…と痛感したのでありました。
猫と暮らしているQMYさんとしては見逃せない?展示会ですね。
この前読んだ、古典の入門のような本で、源氏が権力の頂点に上り詰めた後のお話が紹介してありました。昔関係のあった人たちを、同じ屋敷内に住まわせて老後の苦労を味あわせないように...というようなことが書いてあったような気がします。千と千尋の絵?が楽しいです。
by 雀翁 (2010-07-09 18:10)
これはいいもの見せて貰いました。
風呂に浸かる猫の図が笑えます。猫を風呂に入れる実験をしていた昔を思い出します。
(コメント大変遅くなりましたが、青さん、きっとまた飲めるようになりますから!長らく緊張状態が続いてたのが一息ついてほっとしたところで、喘息発作が出やすかったりするらしいです。風呂や食べ物で基礎体温上げると修復早いかもしれません。)
by Duarte (2010-07-09 21:09)
(遅くなりましたが…)昔のネコも今と同じ姿してたんでしょうね。
エジプトでも中国でも近所にネコがいましたが、普通のネコは日本と変わらなかったような気がします。
by Lionbass (2010-07-10 08:07)
ネコ好きとしてはいいものを見せていただきました~♪
千と千尋・・・みたいな絵が特に気に入りました!
by ぬれぴよこ (2010-07-10 23:35)
雀翁さん、光源氏は結構義理堅く責任感があるんですねえ。でも、お世話になる女性側としては1人の男性の愛情を取り合っているようで、同じ屋敷の中に住んでて憎悪に満ちたりはしないんでしょうかねえ。まあ、光源氏が愛する人達ですからそんな程度の低い女性はいないという前提なんでしょうねえ。末摘花の君もちゃんと面倒を見たそうですし、いい奴やったということで…(笑)。
by 青沢東(QMY) (2010-07-11 00:19)
Duarteさん、猫は基本水が嫌いなのでお風呂嫌がりますよね。うちのダンナも必死で三代目を風呂好きにしようとしておりましたが、後で乾かすのが大変なので私がやめさせました(笑)。
貴重なセカンドオピニオンありがとうございます。とても心強いお言葉に、あと2カ月ほど頑張ってみようと思います!
by 青沢東(QMY) (2010-07-11 00:27)
Lionbassさん、中国でも近所で猫を見かけられましたか?広州ではレストランで見かけることはあっても、近所に野良猫がうろうろしているのは見ませんでした。…4つ足は机以外何でも食べちゃう広州だから?(冷汗)?
by 青沢東(QMY) (2010-07-11 00:30)
ぬれぴよこさん、千と千尋~みたいな絵って思わず心なごんじゃいますよねえ。実はこれはたぶん男湯なんですが、女湯の絵もあります。当時の暮らしを猫をモチーフにして表現されてて、結構面白いですよ。
by 青沢東(QMY) (2010-07-11 00:35)
男性と言うものは何時の世も
猫と戯れていようといまいと
女性が大好きなものです!
と違うところを突っ込んでみたりするw
by へろーめ (2010-07-14 10:58)
へろーめさん、そういうことなんですね。ということは、女性が男性に可愛らしく見てもらうために猫と戯れて可愛らしさをアピールしているっちゅうことですかね??
by 青沢東(QMY) (2010-07-14 22:05)