かつみありがとう~旅立篇 [泣いちゃいました]
平成20年7月28日、モモ動物病院であと一週間もたないといわれてしまったかつみ。
それから1年以上、かつみは小さな体をさらに細らせながらも初代かつみから受け継いだ命のタスキリレーを力いっぱい走りぬいたのでありました。
ダンナと三代目の攻撃のストレスが限界にきてしまったかつみ。
ついにドクターストップとなり、ある医者にはあと一週間しか持たないと宣言されてしまったかつみ。
最盛期には5キロ以上あった体重が3キロを切るようになり、自分では体を起こすこともできなくなっておりました。
ただ、食欲はあるようで、少しずつではありますが自力で食べようと努力してます。
かつみ頑張れ~負けたらあかん!
医者を変え、体を支えて食事をさせ、三代目と隔離して、一日おきの点滴と空調完備の環境を整えると、少しずつではありますがかつみが復活してきたのでありました。
かつみ頑張れ~負けたらあかん!
ついに、かつみは自力で立って歩くようになり、ベッドぐらいの高さならジャンプするまでに回復したのでありました。
旦那曰く…かつみ!死んだふりしとったな~
そんな冗談を言いつつ今年の夏の暑さも、終日クーラーつけっぱなしと、ダンナと父ちゃんを巻き込んでの1日おきの点滴でなんとかのりきったかつみ。
しかし、かつみの体重は2キロを切るようになり、それでも骨と皮だけで必死に立ち上がるかつみ。
かつみ頑張れ~負けたらあかん!
必死に応援するダンナとヨメそして、ヨメの父ちゃん、母ちゃん、妹の期待にこたえるべくかつみは頑張りました。
次第に食が細くなっても、最後の最後まで自分でご飯を食べようと努力していたかつみ。
平成21年10月17日、朝起きるといつもの通り朝ごはんをねだりに起きてきたかつみ。
でも、大好きなモンプチにも口をつけないかつみ。
かつみ頑張れ~負けたらあかん!
お世話になっているナイル動物病院で強制給餌をお願いするも、食べ物を受け付けないかつみ。
点滴ではなく、静脈注射が必要なので半日入院が必要であると診断されました。
その日は、友人と神戸でランチ&ディナーのお約束があったヨメですが、夜7時までは入院して静脈注射するかつみに何もできないので、とりあえず神戸に向かうヨメ。
でも、新快速の中で涙にくれるヨメ。
となりの人は何事があったのかと思ったことでしょう。
ここのところ、日々体重が減って、2キロを切ったころから素人目にも限界がきていることは火を見るよりも明らかでした。
かつみにはまだまだ頑張ってほしい…でも、これ以上苦しい思いをさせるのもどうかと思うと、もうどうしていいか分からないヨメでありました。
夕食も一緒にするはずだった友人に事情を話して失礼させてもらい、夕刻かつみを迎えに行ったヨメ。
かつみはもう起き上がることもなく、横たわったままではありましたが、ヨメには少し元気になったように見えました。
家に帰って、かつみを小さなベッドに寝かせ、しばらく様子を見守っていましたが、やっぱり彼にとって一番大好きだった腕枕で寝るのが幸せだろうと、普段使っていない和室でかつみの添い寝をするヨメ。
目を覚ますたびにかつみが息をしているかどうか確認して、その胸のあたりが動いているのを見てほっとするヨメ。
平成21年10月18日、その日は朝からとってもいいお天気の日曜日でありました。
朝から洗濯をし、あまりに気持ちがいいのでかつみを小さなベッドに寝かせたままベランダで日向ぼっこをしてみました。
かつみも気持ちよさそうに、体を伸ばしていたように見えました。
前日同様静脈注射が必要ということで、朝10時にかつみをナイル動物病院に連れて行き、夜7時に迎えに来るように言われました。
その日は午後からテニスの約束をしていました。
前日からのかつみの様子からすると、万が一に備えるてテニスにはいかずに
家にいるべきかとも思ったのですが、メンバーが5人しかいなかったことと、朝のかつみの気持ちよさそうな顔からすると、まさかその時が間近に迫っていようとは思えない…いや思いたくなかったのかもしれません。
ナイル動物病院にかつみを預けて、いつも通りテニスに行ったヨメ。
夕方6時、テニスが終わってそのままかつみを迎えに行くかと思っていましたが、7時に迎えにこいと言われていたので先に買い物をしてからと近所のスーパーに立ち寄っておりました。
午後6時52分、ナイル動物病院から着信
午後6時54分さらに57分、父ちゃんから着信
かつみの容体が悪化したので至急連絡くれたし!
留守番電話のメッセージを聞いて駆け付けたものの…
30分ぐらい前にかつみは逝ってしまったようです。
ダンナにも、ヨメにもさよならも言わず…
猫は飼い主に最期の姿を見せないといいますが…まさか一人で逝ってしまうなんて…
今朝お日様の光で眩しそうに眼をしばしばさせていたのにもう今は動かないなんて…
紹介された動物霊園で桐の箱に入れられて帰ってきたかつみ。
三代目も心配そうにしています。
あんなにやんちゃくれだった三代目が、いたずらすることなく、まるでかつみとの思い出を包み込むかのように一晩中傍にいた三代目。
ヨメはかつみの思い出を少しでも持たせてやろうと、一晩中かかって写真を整理しておりました。
みんなのメッセージとともに…
かつみを安置した箱は、かつみが寂しくないように思い出いっぱいの写真を張って、
そして、かつみが大好きだった海苔やモンプチやおもちゃを箱一杯に入れて…
かつみがお別れを告げた次の日の夜、父ちゃん、母ちゃん、妹、姪っ子、甥っ子、そしてダンナとヨメに見送られてかつみは静かに旅立っていったのでありました。
いじめっ子のダンナも目から汗を流していました。
涙もろいヨメは号泣していました。
でも、かつみは初代かつみをはじめ、実家の猫のシュガー、犬のエルが天国で場所取りをして待っていてくれていることでしょう。
彼らへのお土産のクッキーも桐の箱に入れました。
かつみ、本当に今までありがとう!
ヨメの人生の半分はかつみと一緒だったよ。
ダンナはヨメよりかつみとの生活の方が長かったよ。
かつみのおかげで幸せに暮らせた19年に感謝します。
もう、ダンナにもヨメにも気兼ねすることなく、自分だけの幸せを考えていいんだよ。
だから、天国で心おきなく幸せに暮らしてね。
そうはいいつつ、今でも夜な夜な涙するヨメ…
三代目に向かってかつ~と呼んでしまうヨメ…
いつか本当に笑顔でいられるように、かつみ!お空から応援してよね。
ありがとう!
二代目のご冥福をお祈りいたします。
by へろーめ (2009-10-30 03:10)
つらいね、青さん…
ご冥福をお祈りいたします。
by Duarte (2009-10-30 12:45)
19年は長い。
かつみ、えらかったねー。
献杯。
by mabo (2009-10-30 15:21)
改めて黙祷・・・。
by Lionbass (2009-10-30 15:33)
一気に3記事を拝見しました。
19年ですか・・・。
ご冥福をお祈りします。
by あおい (2009-10-30 22:22)
初代、二代目でQMYさんたちのことをシャベクッテルかもしれませんね。
私も献杯。
by masiko (2009-10-30 23:07)
二代目かつみちゃんは、今ごろ天国で幸せいっぱいに暮らしていると思います。
だって、青さんはじめご家族の皆さんが際限なく愛情を注いで生涯を添い遂げたのですから!
ご冥福をお祈りします。
by ちょん (2009-11-01 10:24)
「青春編」「大人編」全て読ませていただいて、
あらためてかつみくんとQMYさんの深い絆を感じました(TдT)
とても残念ですが、19年という長い間、QMYさんに大事にしてもらって、ステキな「ニャン生」を歩むことができたと、とっても感謝していると思います。
心からかつみくんのご冥福をお祈りします。
by ぬれぴよこ (2009-11-01 21:51)
へろーめさん、二代目はホンマに今まで頑張ってきたのでこれからはゆっくり休んでほしいと思います。
by 青沢東(QMY) (2009-11-03 19:29)
Duarteさん、ホンマに長い間連れ添った相棒がふっといなくなるとかなりつらい日々ですが、三代目もいることですし前向きに頑張っていこうと思います。
by 青沢東(QMY) (2009-11-03 19:32)
maboさん、ホンマに19年は長い…と思うのですが、今振り返ってみるとあっという間だった様な気がします。
by 青沢東(QMY) (2009-11-03 19:35)
Lionbassさん、ありがとうございます。かつみも今頑張って天国への階段一段一段上っていることと思います。
by 青沢東(QMY) (2009-11-03 19:36)
あおいさん、ありがとうございます。いつもそばにいて、それが当たり前だったので、ふと傍にいない今の状況にまだ慣れない私であります。
by 青沢東(QMY) (2009-11-03 19:38)
masikoさん、かつみの初七日には、動物霊園に塔婆供養をお願いする代わりにダンナとヨメでお酒を交わしながらかつみの写真を眺めて思い出話に明け暮れました。ありがたい御経よりも、家族の思い出話の方が供養になりますよね。…と信じて…。
by 青沢東(QMY) (2009-11-03 19:43)
ちょんさん、かつみは今頃どのあたりなんでしょうねえ。我慢強い子だったので、天国への階段を順調に登っていることでしょう。そして、天国で幸せに暮らしていくんでしょうね。私もいつまでも泣いてないで頑張らねば!
by 青沢東(QMY) (2009-11-03 19:46)
ぬれぴよこさん、ご無沙汰しております。かつみは外に出してももらえず、昼間はず~っとお留守番させられてホンマに幸せだったのかどうかは分かりませんが、他の世界を知りませんので、19年間少なくとも私は最高に幸せでした。
by 青沢東(QMY) (2009-11-03 19:51)
天寿を全うし、今は、お日様の近くの、どこか暖かいところで、「う~ん」と伸びをしているかもしれません。QMYさんが、涙を流す度に、「あれ、また雨や。しょっぱい雨やな、でも懐かしい味がする」...なんて
かつみくんと一緒に過ごしたQMYさんの半生、ぎゅっと凝縮された3編を読ませていただいて、哀しい気がする反面、かつみくんもQMYさんも、そしてダンナも、みなさんなんだかとても幸せそうです。
かつみくん、いい人と出会えて、ほんとうによかったね。
by 雀翁 (2009-11-11 17:55)
雀翁さん、今頃なんですがコメントありがとうございました。かつみはもう仏さんとなってハスの上で丸くなっているころと思います。
三代目は…、まあぼちぼちですわ。
by 青沢東(QMY) (2010-04-19 20:31)