インドの真髄 [見ちゃいました]
土曜日は有料オプショナルツアーでタージマハールに行こう!という企画がなされておりましたが、なんと!朝6時に出発して帰ってくるのは夜11時になるとのこと。
夜11時のフライトで帰らなければならない私には到底無理なスケジュールでありました。
デリーに来てタージマハールを見ないで帰るなんて…
ありえない!
ということで、インド人の友人…といってもかなり年上の方なんですが…が
アレンジしてくれました。
片道4~5時間もかかるので、朝6時に出発。
ご友人の車と運転手さんを借りてくださったそうです。
長旅ですので、途中何度か休憩します。
ハイウェイ沿いにある出店で車を止めると、サルと一緒に写真を撮らないかと誘われます。
サルの親子?!
このまま手を引いて連れて帰りたくなるぐらいかわいい
紐を引いてるおじさんが合図をすると、足に抱きついてきたり、手を差し出してきたりとかなり仕込まれているようです。
本場のチャイ…シアワセ
長旅のお供にと音楽も用意してくださいました。
インドのサントラ??
左のおばちゃんは70歳の現役歌手だそうですが、インドの言葉を数十種類使いこなしてハートフルな歌を歌うそうです。
…すんません 私にはちょっとよく分かりませんでした
何度かちょっとした町を通り過ぎます。
どこに行っても混沌としてます。
おお~、これにはまってしまうとインドに病みつきになってしまうわけですな。
インドはイギリスの支配下に長い間あったことが一つのコンプレックスとしてあったけれども、そのおかげで英語教育が進んで今ではその英語力が牽引力となっているそうです。
さらに、一昔前は人口が多すぎてどうやって養っていくのかということが問題となったけれども、今となってはその人口が多いことが労働力、購買力につながってインドの経済発展を可能にしているそうです。
何が幸いするか分かりませんねえ
などと話しているうちに目的地近くに到着いたしました。
駐車場はどこですか?
そこいらにいるインド人のおっちゃん達に道を尋ねると
衝撃の事実が明らかになりました。
今日はVIPが来るから一般人は入れません!
なに~!ここまで来てそれはないでしょう…
私に一目タージマハルを見せようと仕事を休んでまで手配してくれた友人がかなり落ち込んでます。
日本からインドまで、そしてこのアグラまでの時間はそう易々と諦められるものではありません。
でも、入れないというならそれは仕方のないことです。
ねえ、これはきっとインドが私にもう一度おいでって言ってるんだよ。
また来るからさあ、そのときまた一緒に来ようよ。
落ち込む友人も半ば諦めて車をデリーに向かわせようとしたそのとき
あ、駐車場あいてるよ!
かすかな期待を持って駐車場に行ってみます。
駐車場で情報収集
駐車場近くにたむろするおっちゃんたちは、11時までなら入場可能なので自分達の輪タクに乗って入り口まで急ぐんだ!といっているらしいです。
信憑性も眉唾物だし、しばし考える友人。
とりあえず乗ってみましょうか!
輪タクにのって入口に向かう友人と私。
ラクダバージョンもあるのね
到着するとたくさんの人たちがたむろして何かを待っています。
銃を持った人が警備しています。
友人が聞いたところによりますと、VIPはすでに中に入っているとのこと。
でも、いつになったら中に入れるのかは誰にも分かりません。
飛行機の時間があるので、とりあえず11時半までは待ってみようと言うことになりました。
日陰に腰をかけ、インド人にまみれて待つことしばし。
すると!群集が動き始めるではないですか!!
午前11時30分チケット売り場解禁
外国人とインド人に窓口が分かれていて、インド人が20ルピーでいいのに対して、外国人は入場料250ルピーにくわえて税金が500ルピーも取られてしまいます。
おまけに他の施設の入場可!
さらに、冷たいお水と土足厳禁エリアに入るための靴カバーまでついてます。
チケットが手に入ると、今度は開門を待ちます。
密着して並んでないと横入りされる??
順番が待てないのは中国もインドも同じようです。
半分だけ門が開きました。
正午を10分ほど過ぎたころ…
ようやく開門の許可が出たようです。
門を入るとまず見えてくるのがこの建物。
おお~!むっちゃきれい!!
そして、この建物をくぐるとそこは!!!
これがタージマハル
とても言葉では言い表せない美しさです。
本当に私一人では到底たどりつくことができなかったこの場所。
それを可能にしてくれたのがこの友人でありました。
本当にありがとうございます!
彼には到底言葉では語りつくせない感謝をしております。
私に至らぬところが多いため、私の周りにはいい人が集まってくれるようです。
世の中、ちゃんとうまくできてるんですねえ。
タージマハルの中は土足厳禁です。
靴を脱いで預けるんですが…捨てられてるようにしか見えないんですけど…
中は撮影禁止だといわれてますが、そんなことはお構いなしのインド人。
きれいだねえ。
もっとゆっくりしていたかったんですが、なにせ交通渋滞があちこちで恒常的に発生しているインドですからとにかく早く帰路についたほうがよさそうです。
さて、帰りますか!
それにしても裸足が気持ちいい!
インドの象徴、タージマハルを堪能して、一路デリーへと車を走らせます。
お疲れ!
私のことをよく理解してくれている友人はビールを用意してくれてました。
おつまみもたくさんあるよ!
お抱え運転手ならではの贅沢な楽しみであります。
運転手さんごめんね!
車はインドらしいところを疾走していきます。
一体何人乗ってるの?
おお~、当然のおウシ様のお通り~
そんなインドの風景の中にふと見つけたこれ。
油田??
そして、その前には…
インドマクドナルド
インドドナルドもいます。
ドライブスルーもあったのですが、とりあえず中が見てみたいのでお店の中に入ってお持ち帰りにしてもらいました。
ベジタリアンメニュー
ベジタリアンハンバーガー
さすがインド!と感心しきりの私でありあました。
お昼を食べた後、朝も早かったしどうしても眠気が襲います。
気がつくとデリー近郊まで帰ってきておりました。
地下鉄工事が進められています。
街中に入ったとたんに交通状態に巻き込まれます。
その車の海を乗り越えてようやくたどり着いたのがこちらでありました。
デリーで一番近代的で国際的なショッピングモール。
ここは、友人が日本からインドに戻ってきたときにインド人として驚いたけれども嬉しくなった場所だそうです。
まだまだカオスとなっている昔からの街と対照的なこのショッピングモール。
こういったところがあと数年のうちにインドマーケットを席巻していくのでしょうか。
とりあえず、お土産のお菓子とお茶、コットン製の部屋着を調達して、ホテル経由で空港に向かいます。
通勤ラッシュとあいまってかなりの渋滞になっていましたが、とりあえず2時間前には空港に到着。
本当に、本当にお世話になりました!
友人と再会を約束して一人チェックインカウンターへと向かう私。
次回来るときには、整然とバスを待ち、街中からウシが消え、カオスがどこにあったのかも分からないインドになってしまってるのかもしれませんね。
このとっても親切な友人と活気と明るさに満ち溢れたインドに、いつの日かもう一度会いに来ようと心に決めて飛行機へと乗り込むのでありました。
タージマハル、一度行ってみたい!
いい加減そうで、何とかなってしまうところが、インドの(中国も?)すごいところなのかもしれませんね。
by Lionbass (2007-10-01 03:47)
見学できなかったのかと、ハラハラしながら読み進めてました。
よかったですね!
タージマハルは一度行ってみたいし、インドのマクドも興味あり!
でも・・・インドとはお友達になれそうもないなあ・・やっぱり。
by (2007-10-01 09:20)
良い時間を過ごされたようですね。
カオスは時に訳のわからないパワーを生み出しますから
インド・中国・関西しかりですw
by へろーめ (2007-10-01 12:50)
町の混沌と、凛としたタ-ジマハルの美しさ。いいですね。
私は、インド人の英語の混沌(アクセント)に慣れることができません。
by 雀翁 (2007-10-01 19:23)
お帰りなさい~!
苦労して見たタージマハールはなおさら美しかったのでは?!
この秋、長澤まさみもインドが舞台のドラマをするし、なにげにブームになるかもしれませんね\(^o^)/
by めかぱんだ (2007-10-01 22:11)
タージマハル、肉眼で見たらこの何倍も美しいのでしょうね~!
それにしても、インド人と外国人の料金の差にビックリ!
いつか私も生きているうちに見てみたいものです~
ベジタリアンのマックって、中身の揚げ物の具は何でしたか?
by ぬれぴよこ (2007-10-09 22:36)
Lionbassさん、臨機応変なところも必要なんですよ。それが、今の日本は制度・規則・ルール・常識…あ~もううるさい!的な状態で…中国・インドのなんでもあり的な状態はある意味エネルギッシュで楽しいですよね。
by 青沢東(QMY) (2007-10-11 23:14)
サフランさん、ぜったいにインドは面白いですよ。中国とはまた違う柔軟性もあって、相手を説き伏せるのは並大抵じゃないかもしれませんが、一度味方につけるか、メリットがあると思わせたらこっちのもん!インド人とのお付き合い、ぜひお試しあれ!
by 青沢東(QMY) (2007-10-11 23:17)
へろーめさん、関西もカオスですか??う~ん、言いえて妙!ただ、インド・中国ほど活気がないのは景気が悪いせいでしょうかねえ。
by 青沢東(QMY) (2007-10-11 23:21)
雀翁さん、私は仕事上でインド人と接することが多かったので、どちらかと言うとアメリカ人の英語よりはインド人の英語のほうが性にあってるようなきがします。…というか単なる慣れなんでしょうけどねえ。
by 青沢東(QMY) (2007-10-11 23:22)
めかぱんださん、お返事が遅くなってすみません!
インドは最近の流行なんでしょうかね?なんだかインド式計算ドリルだかなんだかが書店に平積みされてますよね。なかなか奥の深そうな国であります。
by 青沢東(QMY) (2007-10-11 23:24)
ぬれぴよこさん、ベジタリアンの揚げ物の多くはチーズです。動物性油脂でできたものは動物じゃないからいいのか??ホンマによく分からない奥深い国かもしれません。
それにしても、外国人料金!中国が可愛らしく見えました(笑)。
by 青沢東(QMY) (2007-10-11 23:27)