かつみありがとう~青春篇 [泣いちゃいました]
平成3年1月18日、安楽死する予定だった生後3か月のかつみと初対面。
平成21年10月18日、かつみは19年の天寿を全ういたしました。
当時は、会計士の勉強をすべく大原簿記専門学校に通う女子大生でありました。
初代かつみがお別れを告げた日、それまでお世話になった十三動物病院で二代目かつみと初顔合わせとなりました。
病気がちだった初代かつみは、自分の命をホームシックのアメリカ人に取り残された二代目かつみに託したんではないでしょうか。
それから、女子大生とかつみの二人暮らしが始まりました。
当時京都に下宿をしていた女子大生。
こたつで丸くなるかつみ
6畳一間のワンルームマンションで、昼間は学校に行っている女子大生の留守をよく守ってくれました。
鍵尻尾の猫は家を守るそうで…。
当初は六畳一間になんとハムスターの同居人もいました。
ある日、学校から帰ってくるとハムスターのケージが床に転がっていました。
かつみの手の届かないところに置いていたはずなのに…
あっという間に子猫は成長するようです。
って、そんなところで感心している場合ではありません。
家中を捜すも、ハムスターの姿は見当たらず…まさかかつみが食べた…
まさか、まさか、と思いつつ、ベッドのマットレスを思い切ってはがしてみると…
おお~こんなところに巣くってんじゃねえよ
なんと、ハムスターはベッドの下に大鋸屑だの紙屑だのを運び込んでしっかりと巣作りをしていたのでありました。
やはり、猫とハムスターの同居には限界があるようで、この後この生活力のあるハムスター君は友人のハムスターちゃんのところにお婿に行ったのでありました。
かつみとの六畳一間での二人暮らしは約3か月ほどで終了し、女子大生はかつみを連れて実家に戻ったのでありました。
当時、実家では新築工事の真っ最中であり、ばあちゃん、父ちゃん、母ちゃん、妹、そして猫のシュガーが近くのアパートに仮住まいをしておりました。
そこに、かつみを連れて舞い戻ってきた女子大生。
…狭いっちゅうねん
まったく、後先を考えずに行動をする女子大生…今も昔も変わらないようです。
そのうち、かつみに初恋の季節が…
シュガーで恋する猫の行動パターンを知り尽くした女子大生は…
ごめん!ニューハーフや~
ご縁のあった十三動物病院でニューハーフとなって戻ってきたかつみ。
(あ、ちなみにかつみは十三動物病院の院長先生の名前からきています)
先生に無理言って、切除したゴールデンボールを持ち帰る女子大生。
ホルマリン漬けにされたそれを見て、父ちゃんをはじめとする男性陣は…
腰がひけそうや…
まるで、自分のことのように眉間にしわを寄せて痛そうにしていたのでありました。
そうこうしているうちに、新築工事も終了し、かつみと再度宿替えをする女子大生。
シュガーも一緒やで~
2階に用意された、白と黒でコーディネートされたお部屋でかつみと女子大生の生活が始まりました。
猫は家につく!と言われますが、かつみは実に不思議な猫で、女子大生にしかなつかない人につく猫でありました。
女子大生が帰ってくるときには、遠くから足音が聞こえるのか、姿が見えなくてもあっという間に玄関に下りてきて、女子大生を出迎えるかつみ。
女子大生が寝るときには、「かつみ~」の一言で、どこにいててもチャリチャリチャリと首輪の鈴を鳴らしながら階段を駆け上がってくるかつみ。
そして、女子大生が会計士となっても、その忠誠心と健気さは揺らぐこともなく、会計士が出張に行ってしばらく帰ってこない時は夜な夜な心配で鳴いていたそうな。
会計士にとって、そんなかつみは大親友であり、よく人には言えない秘密の相談をかつみにしていたそうな。
ギュッとかつみを抱きしめて、ベッドの中で涙をこらえていた時もあったそうな。
そんな時、かつみはただ黙って傍にいて会計士の話を聞いていたそうな。
それで会計士は癒され、心が救われたそうな。
かつみと会計士の絆は日ごとに深く強いものとなっていったのでありました。
しかし、そんなかつみの存在を脅かすライバルが出現しようとは
かつみと会計士の関係はいかに
次回に続く…
最後のほうで涙が滲んできました。
続き待ってます。
by masiko (2009-10-27 13:11)
masikoさん、ご無沙汰しております。かつみがついに逝ってしまいました。とっても寂しいですが、かつみとの幸せだった日々をこれからも大切にして頑張っていかねばと思っております。
by 青沢東(QMY) (2009-10-28 06:36)
Lionbassさん、ナイスありがとうございます。
by 青沢東(QMY) (2009-10-28 06:37)
「女子大生」が頭から離れなくなってしまいました(爆)
by mabo (2009-10-28 10:37)
すみません。
どうかける言葉がなくて、書き込みが遅れました。(大げさ?)
愛猫かつみクン残念ですね。
(前も書いたような気がしますが)小学生のころ、家に三毛猫がいましたが、「家につく」タイプだったようで、引っ越したら出て行ってしまいました。
by Lionbass (2009-10-28 11:39)
ついにその時がきたんですね…
続き、覚悟して待ってます。
それにしても、エリザベスカラー、でっかい!
by Duarte (2009-10-28 12:58)
maboさん、そりゃあ私にだって女子大生のころがありましたよ…っていうか、実は今でも現役女子大生なんです。来春卒業見込み…かな??
by 青沢東(QMY) (2009-10-28 23:38)
Lionbassさん、三毛ちゃんはLionbassさんと暮らしていたお家が大好きだったんでしょうね。思い出がいっぱい詰まったお家が幸せを運んでくれると信じていたのかもしれませんね。
by 青沢東(QMY) (2009-10-28 23:42)
Duarteさん、当時はえらでっかいエリザベスカラーを付けて平気で階段を駆け上ってましたから、若さってすごいですよね。
by 青沢東(QMY) (2009-10-28 23:44)
ご無沙汰しております。
久しぶりの記事がこんな悲しいこととは
かつみくんと青沢東さんの時間の流れが違うので
仕方ない事とは思いますが、別れの辛さは変わりませんね。
by へろーめ (2009-10-29 11:01)
noelさん、ナイスありがとうございます。
by 青沢東(QMY) (2009-11-03 20:03)
へろーめさん、かつみとヨメの時間の流れはホンマに違いますよね。かつみはあっという間に大人になって、そして気がついたらおじいちゃんになって…私はいつまでたっても子供のままです。お酒は飲んでますが…(笑)。
by 青沢東(QMY) (2009-11-03 20:05)