かつみ、奇跡の復活! [心配しちゃいました]
夏場に忙しくしていた理由として、もうひとつ、要介護猫を抱えていたこともあげられると思います。
これは、小さな命の灯を信じて頑張る老猫と飲んだくれのドキュメンタリーであります。
あと一週間もたないかもしれませんねえ。
2008年7月、日に日にやせこけていくかつみを見てお医者さんがぼそっとつぶやきました。
自分を支えるのが精一杯。
夏の暑さに参っているのか、ほとんど食べなくなってしまったかつみ。
毎週体重を量るたびに100グラム単位で減ってしまって、ついには2.8キロにまで落ち込んでしまいました。
最盛期は5キロぐらいはありましたので、もう見る影もなく痩せこけています。
ついに、自分では起き上がることもできなくなり、当時出張が立て込んでいたダンナは、出張に出るたびにかつみに挨拶をしていました。
出張から帰ってきた時はもうおらんかもしれんなあ。
トイレに行く元気もないかつみのために、部屋中にペットシーツを敷きます。
これでどこに行っても安心!
2008年8月、近所の医者に見離されてしまったかつみを、実家近くの別の獣医に連れて行きます。
エチオピア出身の院長が取り仕切るこの病院はかなり有名で、遠くから車でやってくる人もたくさんいます。
血液検査の結果を診ながら先生は言います。
かなりの老猫だけど腎臓が悪いみたいだから毎日点滴をしましょう。
…先生、それってまだ望みがあるということですか?
それから毎日、ヨメは仕事に行く前、仕事から早く帰ってこれる夜、かつみを連れて病院通いでした。
かつみ頑張れ~!
支えていないとご飯も食べられないぐらい弱ってしまったかつみですので、食事のときは付きっ切りで体を支えていなければなりません。
それでも、かつみとヨメとはもう20年近くの付き合いですから、一縷の望みがあるのであればヨメはそれに全力を傾けたい!
毎晩、ソファーに寝てかつみの様子を見ておりました。
するとどうでしょう! 徐々にではありますがかつみに食欲が戻り、顔を自分で起こすぐらいにまで元気が出てきたではありませんか!
頑張れかつみ! 暑さなんかに負けるな~!
当時、かつみのためにダンナとヨメが留守の昼間もクーラーを常時かけてかつみの体力消耗を少しでも和らげようとしておりました。
…環境に厳しいことかもしれんけど、かつみに優しくしてやらな!
だって、かつみは家族だもん!
電気代と医療費がかさむにつれ、かつみは立ち上がって歩けるようにまで回復してきました。
病院通いも3日に1回に減った頃、再びかつみを襲った不幸が…
ハゲ?
体力がなくなったところをカビにやられてしまったようです。
そして、このカビは一緒に寝ていたヨメの顔にまで菌糸を伸ばしてきました。
かつみの病院通いとヨメの皮膚科通い。
でも、治る見込みのあるものですから、なんとしても頑張って通院せねば!
部屋で隔離されるかつみ。
体を支えるタオルはもう必要ないでしょう。
家族に見守られてどうにかこうにか元気を取り戻したようでした。
そして、その頃の三代目…
カーテンに上るんじゃない
いたずら盛りの三代目は、部屋中を引っ掻き回してくれておりました。
でも、かつみのことは気になるようです。
上に乗ってみたり…
横からちょっかいかけてみたり…
かつみが独房から開放される頃、なんとなく仲良しになりつつあったような…
一緒におねんね
あ、この頃の三代目は、ニューハーフになるためとカーテンに上れなくなる手術をしたため、エリザベスカラーをまいてますね。
ビフォー&アフター
いやだいやだ…
ニューハーフ先輩のかつみは昔のことを思い出しているのでしょうか??
いや~、それにしてもかつみと三代目をつれて病院通いするのも楽じゃないねえ。
しかも、三代目は術後の回復が芳しくなくて包帯までされてた時期もあったりして…
ピンクがかわいい!
そんな三代目もすっかり元気になりました。
大きなったなあ~
これで、かつみも三代目も元気になったし、一安心…と思いきや!!
三代目の左フック! かつみの右ストレート!
オカマちゃん同志でしょっちゅうケンカしております。
まあ、ケンカするほど仲がいいということで
それにしてもあんたら、猪木とアリみたいやなあ
生き物には必ず生との別れがあり、人間もその例外ではありません。そのときをいつどのように迎えるか。答えの無い厳しい選択の連続なのだと思います。
かつみくん、がんばってますね。QMYさんや、だんなの神々しいまでの愛を受けて、「もうちょっとやっるぞ」と、生命の本質が強くなったのかも知れません。
昨日、NHKのドキュメンタリ-を見ていて、どのように去っていくか、ほんとうに難しいなと思いました。
かつみくん、楽しい時間をいつまでも...
by 雀翁 (2008-12-02 09:02)
猪木とアリって…異種格闘義戦ですやん!
1、2、3、ダーっ!と言わんばかりのかつみくんの復活、お祝い申し上げます。
ええ、ええ、家族ですもんね。
by ぞんいえ (2008-12-02 11:01)
雀翁さん、出会いがあれば必ず別れがあって、それはどうやっても避けられないことなんですがいざ自分の周りにふりかかってくると必死で抗ってみたりしちゃいます。かつみは幸いにもダンナとヨメのもうちょっと頑張れ!の声にこたえてくれましたが、いかんせん年ですからねえ。そう遠くないいつか先代のかつみのもとに旅立っていくのでしょうねえ。それまでは元気で楽しいひと時を一緒に過ごせればと思ってます。
by 青沢東(QMY) (2008-12-02 19:43)
ぞんいえさん、かつみは猪木のようにねっころがって、三代目はアリのように立ち上がって攻撃するんですよ。たまに逆のときもあり、どちらが優勢なのかよく分かりません。しかし、あの猪木とアリの戦いって一体…??
by 青沢東(QMY) (2008-12-02 19:45)
二代目かつみちゃんは、青さんともっともっと一緒にいたいという気持ちが生命力を奮い立たせたのだと思います☆
また二代目&三代目かつみちゃんにお目にかかる日を楽しみにしています!
by ちょん (2008-12-02 20:28)
かつみくん、がんばってますねぇ。
要介護の老犬を抱える我が家も、青さんのところと似たり寄ったりの状況です。
夏場、いったん三途の川を渡りかけた犬を大声で呼び戻し、無反応の寝たきり状態から、今では自分で寝返りをうてるまでになりました。
三代目、大きくなりましたね。
by Duarte (2008-12-02 22:37)
家族の一員として、手がかかるのもうれしいものなんですね。
(前も書いたような気もしますが)小学校の頃、うちに三毛猫がいて、なついてくれていたのですが、引っ越した時に、新しいなじめなかったのか出ていってしまいました。
数日後、元の家の方角に向かう道のそばに、三毛猫の死体があったので、きっとあれがそのネコだったのでしょう。
「イヌは人に、ネコは家につく」と言いますからね…。
というのが、私のネコに関する(悲しい)思い出です。
二代目、三代目ともいつまでも元気だといいですね。
by Lionbass (2008-12-02 22:44)
二代目、元気になってよかったですなぁ
動物病院って本当にピンからキリまでありますから
他で見放されても、何とかしてくれる病院がうちの近くにもあります。
by へろーめ (2008-12-03 00:34)
家族の愛が奇跡を起こしたんですね~!
元気になって、本当によかったです☆
3代目!かつみちゃんをいたわってあげてね~^_^;
by ぬれぴよこ (2008-12-03 01:18)
とにもかくにも、復活してよかったね(^。^)
冬もちょっと寒さが厳しそうだけど、ガンバレかつみ!
で、エチオピアの出身の先生ってエチオピア人の先生なのでしょうか?!
by めかぱんだ (2008-12-03 23:49)
ちょんさん、ぜひぜひ元気になったかつみを見に来てください。大きなった三代目も見に来てください。今度は新年恒例の鍋のときかな??
by 青沢東(QMY) (2008-12-05 11:08)
Duarteさん、献身的な介護お疲れ様です。ペットも家族ですから、家族ともう少し一緒にいたいという思いで頑張っているのでしょう。しかし、夏場は年寄りには危険ですねえ。
by 青沢東(QMY) (2008-12-05 11:10)
Lionbassさん、猫をめぐる生活環境も変わってきたようで、かつみも三代目も外の世界を知りません。ですので、家についているのか人についているのかよく分からないのですが、少なくとも人見知りの激しかったかつみは人についていたようです。
by 青沢東(QMY) (2008-12-05 11:12)
へろーめさん、人間用も動物用もお医者さんはピンきりかもしれませんねえ。誠意を持って治療してくれる信頼できるお医者さんとのめぐり合いは一つの財産かもしれませんね。
by 青沢東(QMY) (2008-12-05 11:14)
ぬれぴよこさん、三代目はかつみをいたわるどころか毎日いたぶってますよ。でも、元気になったかつみも負けてはいませんよ。…ふ~、ちょっとは仲良くしてくれたらいいのにと思う今日この頃です。
by 青沢東(QMY) (2008-12-05 11:16)
めかぱんださん、エチオピア出身の先生はエチオピア人だと思います。見た感じから明らかにエチオピアあたりの人と分かりますから…ただ、国籍が今もエチオピアなのか日本に帰化して日本人なのかはよく分かりません。
by 青沢東(QMY) (2008-12-05 11:19)
QMYさん、お久ぶりです。かつみちゃん、ほんとに元気になってよかった
ですねえ。大事なだいじな家族ですもの、QMYさんもダンナさんもそれは
心配だったことでしょう。我が家の愛犬も来春には8歳、私にとっては依然赤ちゃんだけど、もうシニア食に変えなきゃいけないのかな。そしていずれ介護、そしてお別れ。考えたくないけどいつかは必ず来ること、最後まで愛犬を「世界中で一番幸せな犬(って私が勝手に思うだけかもしれないけど)」にしてあげようと思ってます。かつみちゃん、がんばれ~!!
by 愛犬家 (2008-12-06 23:16)
愛犬家さん、お久しぶりです!お元気でしたか?
愛犬ちゃんも来春には8歳ですか。愛犬ちゃんはやさしい愛犬家さんにかわいがられて、きっと世界一幸せなワンちゃんですよ。だって、愛犬ちゃんにとってはかけがえのない世界で唯一の家族なんですからね!
by 青沢東(QMY) (2008-12-08 06:22)